『 立ち話もなんなので 』

少しだけ占いと労働相談ができる社労士のたまご。言葉と思考の森によく隠れてつぶやいています。

令和2年とは

こんばんは。

入國 七帆子でございます。

 

いろいろあった令和2年が終わりを迎えようとしている。

 

新型コロナウイルスによって生活が一変……してはおらず、わたしは今まで通りの生活を営んでいた。通勤もしていたし、在宅勤務をすることもなかった。「密を避けて」とあちこちで叫ばれていたが、ディスタンスをとることなく、自席の対策も変わることはなかった。むしろ、わたしの部署では人の往来が増え、より密になっていた。電話も鳴り響き、おそらく飛沫しまくっていただろう。

 

わたしは医療従事者でもなく、科学者でもない。それゆえ、対策の是非についてあれこれ大声で唱える立場ではないと思っている。自分の正義は、誰かの悪となるかもしれない。迷っている誰かを惑わせてしまうかもしれない。社会保険労務士として、労働や社会保険に関しては責任を持って発言できるが、それ以外のことはやはりその世界の専門家の意見が基本なのだろうと思う。

 

わたしの対策は、マスク着用、こまめに手洗い。ときどき消毒。

効果は分からないが、冬は月に一度こじらせていた風邪がまったくひいていないため、何かしらの効果はあるのだと思う。

コロナに効いているかは分からないが、とりあえず侵入は防ぐことができているのだろうと思う。

 

それ以上の感染対策はさほど必要でないと思う。

 

 

世間のコロナ禍もあったが、部署がただただ大忙しになったくらいで、わたしの日常は変わらなかったが

 

 

わたしの苗字が変わった。

 

 

配偶者有りに〇をつけるたびに、そっか、わたしはもう妻という肩書きをゲットしたのかと実感する。

 

年末調整も、配偶者と書くべきなのか、夫と書くべきか分からず、人生の諸先輩方に尋ねるくらい、結婚初心者である。

 

痛感したのは、改姓手続きの煩雑さである。

 

選択制夫婦別姓を一刻も早く採用してほしいと、あのときほど願ったことはなかった。あまりに煩雑で、夫に結婚するの嫌になってきた……と何度もぐちぐちと言ってしまうほどに。

 

そして、甘い新婚生活とは程遠い生活を送った数ヶ月。結婚当初、選択制夫婦別姓について揉めに揉めて冷めきっていた……わけではなく、新婚旅行中にわたしが人生初の骨折を経験したから。まさか、指の骨を折る日がくるとは思わなかった。そのため、しばらくの介護生活と療養生活を余儀なくされた。

 

新婚旅行中の怪我だったため、現地の病院を受診したが、「県外の患者は診ることができない」という理由から、受診を拒否された。

 

 

そのとき、コロナの驚異をはじめて実感した。

 

折れているかもしれない指を見つめながら病院の外へ追い出されたときの孤独感が思わず辛くて、人目をはばからずしくしく泣いてしまった。

 

みなさまも、旅行先で病院にかかるような怪我をなさいませんように。

 

 

わたしの中では

 

コロナ < 結婚 < 骨折

 

 

くらい、インパクトのある経験だった。

 

 

そんな令和2年。

 

 

令和3年は、怪我のない1年を送りたい。

 

ごきげんよう

 

 

入國 七帆子