『 立ち話もなんなので 』

少しだけ占いと労働相談ができる社労士のたまご。言葉と思考の森によく隠れてつぶやいています。

わたしの知らない彼らの軌跡

第一条

 


このブログは、読者のスキマ時間により生じた暇、手持ち無沙汰又は怠惰による喪失感等に対して、当該読者の余暇の教養と退屈を和らげるためにブログという媒体を通してユーモアを提供することにより、大胆かつ繊細に読者の笑いと精神の安定の向上に寄与することを目的とする。

 


第一条二項

 


書き手は、読者の笑いと精神の安定に寄与するため、常に自分の精神をごきげんに保つよう努めなければならない。

 

 

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こんばんは。

入國 七帆子でございます。

 

 

わたしは下から数えた方が遥かに早いただのOL。

ただのOLなのだけれども、占いが好きで、数年前から趣味で西洋占星術に手を出し、ホロスコープを読むようになった。

わたしが読むことができるのは、出生時のホロスコープホロスコープとは、天体の配置図であり、30度ずつで星座が12分割されているもの。

テレビや雑誌、我々がよく使う12星座は、生まれた時の太陽の位置がどこに属していたのかで決められているもの。今の時期に生まれたら、太陽は乙女座に位置しているため乙女座生まれとなるし、3月1日に生まれたらうお座となる。

 

けれど、地球のまわりには太陽以外の星も存在している。キロンなど聞きなれない星を読む人もいるが、ホロスコープを読むときに使う星は10体。

太陽・月・水星・金星・火星・木星土星天王星海王星冥王星が、おもに使われているのだけれど、それぞれ星の動くスピードは異なる。

冥王星は250年ほどかけて12星座を一周するが、月は一ヵ月弱で12星座を一周する。そのため、同じ太陽星座であっても、生まれた年、日にち、時間によって太陽以外の星の位置が違う。また、同じ太陽星座であっても、どの星とどんな角度をとっているのかで読み取り方も異なるため、なかなか奥の深い統計学である。

 

 

わたしの趣味を知った先輩からほかの先輩へと話が伝わり、星よみをしてほしいという依頼が最近入るようになった。

以前も何度か読んだことがあるのだけれど、こういう依頼はほんとうに勉強になるし、楽しい。

もちろん、星を読むことも楽しいのだけれど、いかんせん興味ある星座に偏って読んでしまうのがわたしの悪いくせ。なので、依頼があってあらためて勉強しなおす星座もあって良い機会となっている。

 

また、わたしは現時点のその人しか知らないけれど、星を読むということは、その人たちの過去を星を通して読んでいくことになる。

きゅっと胸が痛むことがある。

誰しもが乗り越えなければいけないテーマは、それぞれホロスコープ上に必ずある。けれど、本来のびのびした性格の人なのに、誤解を受けやすく精神的につらい日を若い時に過ごした、というのも、読み取れるときがある。

彼女の今の凛とした強さは、過去のこの時期を得て作られたものだったのか……と思うと抱きしめたくなってしまい、心の奥がきゅっと痛む。(おい)

 

わたしの知らない、彼らの軌跡。

 

 

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。

 

 

ごきげんよう

 

 

 

入國 七帆子