『 立ち話もなんなので 』

少しだけ占いと労働相談ができる社労士のたまご。言葉と思考の森によく隠れてつぶやいています。

結婚相談所の門を叩く〜1〜

第一条


このブログは、読者のスキマ時間により生じた暇、手持ち無沙汰又は怠惰による喪失感等に対して、当該読者の余暇の教養と退屈を和らげるためにブログという媒体を通してユーモアを提供することにより、大胆かつ繊細に読者の笑いと精神の安定の向上に寄与することを目的とする。

 


第一条二項


書き手は、読者の笑いと精神の安定に寄与するため、常に自分の精神をごきげんに保つよう努めなければならない。

 

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こんばんは。

入國 七帆子でございます。

 

話はゴールデンウィーク前に遡るのだけれども、そのとき、フリーダイヤルの番号からわたしのスマホに電話がかかってきた。どこからだろう?と、とりあえず電話をとる、わたし。相手は、結婚相談所(以降、Aとする)からだった。

結婚相談所Aに元々興味があったわけではないのだけれど、さらに遡ること一年前。ポイントタウンのポイント欲しさに、わたしは、結婚相談所Aのアンケートを書いた。すると、結婚相談所Aから無料相談会にきませんかという勧誘の電話が、一年前にあった。わたしは当時、社労士(労働と社会保険スペシャリストと言われている)受験生だった。しかも、ゴールデンウィークなんて直前期にあたる。当時のわたしは、有無を言わさずお断り申しあげた。

 

しかし、約一年後、また結婚相談所Aから無料相談会の連絡がこのゴールデンウィーク前にあった。今は社労士試験合格者の身。アプリ婚活では、やはり結婚には結びつかないと思い始めていたため、わたしは無料相談会への勧誘を快諾した。

 

 

それがまあ、とんだ災難だった。

 

 

仕事帰りに、わたしは無料相談会が行われる高層ビルへ向かった。仕事終わりの疲れがあるのと、恋愛面でも付き合っているのかどうか微妙な男性から既読スルーが続いていた。気持ちが滅入っているときだった。

そんなときに、結婚相談所Aのおば……40代半ばほどの女性がわたしに爆弾を投下していく。

 

 

 

 

「3○歳、最後のチャンス」

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も彼女は、わたしに投下していく。

 

そして、続けるのは

 

 

「もうあなたが無駄に傷つくような恋愛をしなくていいのよ」

 

 

「三ヶ月でも本気の婚活、しませんか」

 

 

「アプリなんか生ぬるい方法ではなくて」

 

 

 

 

わたしだって、わかっている。

20代の後半に、三年半付き合っていて婚約していた彼と別れてから、婚活を始めた。20代後半のときと30代の今では、男性の食いつきが異なるくらい、ひしひしと感じている。子どもが欲しいと考える男性は、若さを女性に追い求めるのは、仕方がないことだと思っている。そう考えれば、今が一番若く、今が最後のチャンスかもしれないというのも分からないでもない。

 

 

が。

 

 

 

人の気持ちに寄り添うことのなかったこの女性に、わたしは腹を立てずにはいられなかった。わたしの言葉を受け止めもせず、分かったふうな口を聞いては、登録に畳み掛けるように持っていく姿は、もはや、そういった手口のように思えてならなかった。

 

 

「今申し込むと私が担当になりますからご安心ください!」

 

 

 

 

どこからその自信が湧き上がるのか、甚だ疑問でしかないのだが、あなたが担当ならなおさら御免被る。大切なお金をドブに捨てた方がまだマシであるとさえ思えたほどだった。

 

 

もはやわたしの中では

 

 

 

 

結婚したからってそんなに偉いんかい!!

 

 

 

 

というほど、彼女に対して怒りと絶望と軽蔑を抱いていた。

 

 

そんな最悪な印象しかうけなかったため、わたしは彼女に申し込みは決してしないという意思表示だけはした。

 

 

 

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。

 

ごきげんよう

 

 

 

入國 七帆子