『 立ち話もなんなので 』

少しだけ占いと労働相談ができる社労士のたまご。言葉と思考の森によく隠れてつぶやいています。

和菓子のススメ

第一条


このブログは、読者のスキマ時間により生じた暇、手持ち無沙汰又は怠惰による喪失感等に対して、当該読者の余暇の教養と退屈を和らげるためにブログという媒体を通してユーモアを提供することにより、大胆かつ繊細に読者の笑いと精神の安定の向上に寄与することを目的とする。

 

第一条二項


書き手は、読者の笑いと精神の安定に寄与するため、常に自分の精神をごきげんに保つよう努めなければならない。

 

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こんばんは。

入國 七帆子でございます。

 

地方の都会のど真ん中に住み始めてもうすぐ3ヶ月が経とうとしている。

地方ではあるが、比較的わたしの住む都市は都会にあたると思う。商店街を抜けると、ビル街に囲まれる生活。目に入る景色からは、季節の移り変わりを感じにくい土地。

 

わたしの生まれた場所は、人の手によってつくられた人工の自然が広がっていた。人工ではあるが、春になれば桜が両サイドに咲き乱れ、秋になれば落ち葉を踏みしめながら秋の訪れを感じることができた。そして、少しずつ色をなくしていく木々と、たまに降り積もる雪。

 

また、実家では日本の風習を大切にしていた。お正月、お盆のおがら焚き、七草粥、ひな祭りに柏餅、菖蒲湯やゆず風呂、6月末に行われる夏越の祓えやそのときにいただく水無月……など、わたしが動かなくても、母が季節を用意してくれていたように思う。

 

わたしはときどき、料理研究家土井善晴先生の動画を見ているのだけれど、そのときに

 

「季節のものを取り入れるということは、時間に楔(くさび)を打つこと」

 

と、おっしゃっていた。

 

都会に住み始めて実感したことなのだけれど、意識しなければ、何も感じないまま時間がただ過ぎていってしまう。

土井善晴先生は、旬の食材を使って季節を感じることを推奨していた。けれど、冷蔵庫の容量と一人暮らしなのでそんなに足が早い野菜なんて気軽に買えないよ……等の事情により、定期的に旬の食材で季節を感じて時間に楔を打つ方法は、早々に諦めた。

 

そこで今取り入れているのは、和菓子を買うこと。

 

上生菓子が、とても可愛らしい。

 

 

桔梗や菊の上生菓子もあれば、スイカを模した上生菓子もあった。

季節の味を感じることは出来ないかもしれないが、目で楽しむことができる。また、和菓子屋さんへ足を運び、いろんな上生菓子を見ると、この花は、この季節の花だったのかと新たな発見もある。

 

 

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ご丁寧に、種(黒ごま)まで。

 

 

秋はなかなか忙しくなりそうだけれど、いちばん好きな季節。それだけはきちんと、秋を感じらる場所へ足を運ぼうと思う。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

ごきげんよう

 

 

入國 七帆子